札幌 大通駅より徒歩2分。大通公園の近くにある心療内科<アイルこころのクリニック> うつ病など、こころの症状の治療を行います。

パニック障害

目次

パニック障害とは

パニック障害では
急に死んでしまうかもしれない
といった恐怖心に襲われるなど
とても苦しい症状がでます。

しかし実際に死んでしまうことはなく
脳の一部が原因の疾患とも言われています。
恐怖心だけでなく、動悸や発汗など
身体的な症状が出ることもあります。

パニック障害では
「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」などの症状が出る場合があります。

パニック発作

1. 動悸や心拍数が増える
2. 発汗
3. 振戦、震え
4. 息が苦しくなる、呼吸苦
5. 息が詰まる
6. 胸の痛み、胸部不快感
7. 吐気やお腹の不快感
8. 眩暈、ふらつき、気が遠くなる感覚
9. 現実感の消失(現実でない感じ)、離人症状(自分が自分でない感じ)
10. 自制心を失ったり、気が狂うのではないかという恐怖
11. 死んでしまうのではないかという恐怖
12. 感覚の異常(感覚が麻痺したりうずく感覚)
13. 冷たい感覚や熱い感覚

予期不安

パニック発作はとても苦しいものです。
一度その発作があると
「また発作が出るのではないか」という恐怖や不安が続くことがあります。

これを「予期不安」と言います。
パニック障害ではこの予期不安が実際に発作がない
期間も続くことがあり、日常生活に支障をきたす場合があります。

広場恐怖

広場恐怖はパニックのような症状が出た時に
逃げるに逃げられない状況や、恥をかきそうな
状況にいることに対する恐怖です。

頻繁に続くと、公共交通機関や、
人前に出ることを避けるようになり、日常生活にも支障が出ます。

パニック障害の治療

パニック障害の治療では薬物治療や
カウンセリングによる
認知行動療法も行われます。

薬物治療ではSSRIや抗不安薬が用いられます。
どちらもある程度の期間
継続して服用する場合が多い薬物です。

 

また精神療法では、少しずつ苦手な状況に慣れていく
訓練をしたり、考えのゆがみを正していく治療が行われます。

それぞれに合った治療法を選択します。

DSM-5パニック障害

A. 予期せぬパニック発作がある
B. 少なくとも1回のパニック発作に続き、次の一つまたは両方の症状の一か月以内に起こる。
追加のパニック発作やその結果に対する、持続的な懸念や心配がある。(例えば、心臓発作や、自制心を失ったり、狂ってしまうというような)
明らかに適応できない、発作に関する行動の変化。(例えば、運動を避けたり、不慣れな状況を避けたり、パニックを起こさないような志向の行動)
C. そのパニック発作は、(薬物乱用や投薬などの)物質の直接的な生理的影響や、一般的な病状(甲状腺機能更新、心肺疾患)によって、制限されるものではない。
D. そのパニック発作は、社会不安症(例えば、社会に対する不安の反応)や、恐怖症(例えば、周囲の物体や状況に対する恐怖に対する反応)、強迫性障害(例えば、汚染に関する妄想を伴う、他人の汚れに対する反応)、PTSD(例えば、トラウマに関する刺激に対する反応)、または分離不安障害(例えば、家や親しい関係者からの離別に対する反応)などの他の特定の精神疾患によって制限されない。

TEL 011-218-5561 ※ご予約・お問い合わせのお電話は診療時間内にご連絡ください。

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