目次
強迫性障害とは
強迫性障害は不安障害の一つで
強迫観念や強迫行為を伴うものです。
強迫観念とは不適切で無意味と感じるが
繰り返し起こる考えや衝動で、抑えがたく
無視しようと思っても難しいものです。
強迫行為とはその強迫観念の不安から起こる行動で繰り返し
過剰に行ってしまい、時にばかばかしいと感じて
止めたいと思っても駆り立てられてしまうような行動です。
例えば、外出時に鍵を施錠し忘れたと思い確認に
戻ることはどなたでも経験があるでしょう。
しかし、それが何度も繰り返してしまうようであれば
強迫性障害と診断されるかもしれません。
強迫性障害の患者数は人口の2~3%、北海道内でも10~16万人いると推計されます。
もちろん札幌市でもとりわけ特殊な疾患とは言えません。
治療し克服できる方も大勢いらっしゃいますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
強迫性障害の症状
- トイレのあと何度も手を洗う
- 運転中にだれかを傷つけていなかったか、何度も確認する
- 外出時にガス栓を閉め忘れてないか、何度も確認に戻る
- 物がきちんと対称に並んでいないと気が済まない。
- 不吉な数字にひどくこだわる。
- 無用なものを捨てずに保管している。
強迫性障害の治療
お薬による治療や、行動や考え方を見直す
お手伝いをすることで、改善します。
お薬ではSSRI、抗うつ薬などが用いられます。
うつ病などを併発することも多いので
それらの治療も行っていく場合もあります。
行動や考え方を見直していく治療では
やらずにはいられない行動を我慢したり
またはその強迫観念のもとになっている考え方を見直したりしていきます。
このような治療を続けていくことで、だんだんと
特定の行為をしなくても良いように慣れていくことができます。
治療すれば改善できることを信じて
必要な治療であると理解したうえで続けていくことが大切です。