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睡眠障害とは
睡眠は心身の疲労回復だけでなく
免疫機能、成長、記憶など人体を維持する
うえで重要な機能に直接関係します。
何らかの理由で不眠症などの睡眠障害になると
眠気やだるさなど日常生活に支障が出る場合があり、適切に対応することが必要となります。
日本は他の国と比べても、睡眠時間が少ない傾向があります。
しかも一般成人の20%、5人に1人は不眠に悩んでいるとされ、国民病ともいえます。
札幌市の睡眠時間自体も全国平均と同じ程度(7:40分程度)で
札幌市は『健康づくりのための睡眠指針』を掲げ睡眠の重要性を啓発しています。
その第1か条は、『良い睡眠で、からだもこころも健康に。』です。
睡眠障害のタイプ
不眠症 | 入眠困難 : 寝床に入っても、なかなか眠れない。 | ||||||||
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中途覚醒 : 睡眠の途中で起きてしまう。 | |||||||||
早朝覚醒 : 朝早く目が覚めてしまい、その後眠れない。 | |||||||||
熟眠障害 : 睡眠が浅く、ぐっすり寝た気がしない。 | |||||||||
過眠症 | 日中眠くて仕方がない。居眠りをしてしまう。ナルコレプシーなど。 | ||||||||
睡眠・覚醒リズムの障害 | 昼夜のサイクルと睡眠のリズムが合わないため、日常生活に支障が出てしまう。睡眠相前進症候群、睡眠相後退症候群等の概日リズム睡眠障害など。 | ||||||||
その他の睡眠障害 | むずむず脚症候群 : 足がむずむずして、よく眠れない。じっとしていられない。 | ||||||||
睡眠時随伴症 : 睡眠中の寝ぼけ行動、悪夢など。 |
睡眠障害の治療
その原因やタイプを見極めて治療します。
場合によっては睡眠薬を用います。
睡眠薬の種類も色々あるので
その方にあったタイプを選択します。
どのタイプの睡眠薬もアルコールと
一緒に服用するのは危険です。
睡眠がうまくできないと精神的な疲れも回復せず、こころは疲れていきます。
きちんと適切に対応し、自分らしい精神や思考を取り戻しましょう。
参考 : 総務省統計局HP、札幌市保健所HP、厚生労働省HP