仕事、家族関係、プライベートにおいて忙しい現代社会で生きる私たちは
様々な場面においてストレスを受けながら生活しています。
街を見上げると以前と比べ、心療内科や精神科など「こころ」の治療を
目的とする広告を目にする機会が多くなりました。
もしも、あなたが日常的に強い不安を感じたり疲れているはずなのに眠れないなど
何らかの症状があるならそれは身体があなたへ助けを求めて
発している一種のサインなのかもしれません。
心療内科ではストレスや精神的な原因による体調不良の治療を専門とする診療科です。
また、心理面だけでなく身体面や社会面などの
トータル的な治療を行っているのが特徴です。
受診を考えてるけど
・どんな治療法があるの?
・費用の事が心配でなかなか行く気になれない・・・
など初めての心療内科でも病院迷子にならないように
具体的に解説していますので下記よりご覧下さい。
目次
心療内科ってどんなところ?
心療内科とは何かしらのストレスや精神的な原因による
体の不調が起きた時に受診する専門の診療所を指します。
頭痛や吐き気、めまいなどの体調不良には原因の元を辿るとストレスが密接に関係している場合があります。(必ずしも全ての原因があるストレスにあるとは言えません。)
そのような不調の原因をカウンセリングを通して
探りながらケアを行うのが心療内科です。
精神科との違いは?
精神科は・強い不安・うつ・躁うつ病・統合失調症など
精神的な症状が強く表れる「心の病気」を治療する専門家。
一方の心療内科は様々なストレスが原因で起こる
「体の病気」の治療をする専門家などと言われます。
例として
・頭痛
・胃痛
・不眠
・吐き気
など誰しもに身近な症状すなわち
「胃にキリキリとした痛みが走る・・・」
「早い時間にベッドに入ったのに眠れない・・・」
など、ちょっとした体調不良を感じた際に心療内科を
受診するようなケースが多いようです。
とはいえ、はっきりと線引きをしているわけではないので
どちらに受診しても良いのです。
当院のように精神科と心療内科を両方標榜している
クリニックに相談するのもよいでしょう。
神経内科との違いとは?
神経内科は精神的な問題が原因ではなく身体に力が入らない、思うように身体が動かせない、手足が震えるなど神経系に異常がある場合に受診します。
脳や脊髄、神経、筋肉などに病気があり体が不自由になる
病気の治療を専門としています。
精神科の病気は実際に患者様の脳を
診察しても、異常を見つけられない場合がありますが
神経内科で扱う病気は何かしらの病気の原因を特定できる場合があります。
心療内科や精神科における治療方法の流れとは?
初診・問診表の記入
初めて当医院で受診される際には問診票を記入します。
症状に当てはまるものを記入しましょう。
医師による診察
現在の症状をありのまま医師に伝えます。
・原因になりそうなストレスは何か(生活面や仕事面など)
・投薬の有無
・既往症の有無
・他の病院で通院中か
診察時にスムーズに話ができるよう予め要点をまとめておくことをおすすめします。
検査
身体の不調の原因を探るために必要に応じて
血液検査などの検査が行われる事があります。
治療
心療内科での治療ではストレスや精神的な原因で起こる
身体の不調を和らげるための治療を行っていきます。
ストレスといっても様々な原因が考えられるため生活習慣や
考え方を変える事で症状が改善するケースもあります。
一般的な治療方法の一つに薬物療法があります。
病気や症状に合わせて、抗うつ薬、睡眠薬などの薬を処方します。
最終的には薬物に頼らずに安定した社会生活を送れるよう徐々に減薬していきます。
他の治療法としては深層心理を探り
治療を行う精神分析療法や心理療法などが用いられるケースがあります。
まとめ
心療内科とは内科の1つであり主にストレスや
精神的な原因で起こる身体の症状を診る診療科です。
比較的症状が軽かったり、自覚症状があまり無い場合は
通院するほどでもないと思ってしまうでしょう。
しかし、もし症状が続くようであれば一度
心療内科や精神科を受診してみることを強くおすすめします。
また、ストレスはありとあらゆる病気の引き金になりますので
できるだけストレスを溜めないような生活を心がけるようにしていきたいですね。